キラキラ☆日記

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zoom RSS 新作落語はいばらの道

<<   作成日時 : 2015/06/07 21:26  

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 ザ・ノンフィクション「円丈 VS 老い〜あがく新作落語家〜」(フジテレビ)を観ました。

 “かつて落語界に新作の一大旋風を巻き起こした、三遊亭円丈も70歳。記憶力が落ち、新作を覚えられずカンペに頼っていた。老いと闘う日々を追う”(フジテレビWEBサイトより引用)

 三遊亭円丈師の高座は数年前に観て以来ですが、そのときはネタが詰まるなんてことはなかったので、今回の番組内容を観てびっくりしました。

 かつて昭和の名人・桂文楽師は晩年、ネタに詰まったとたん「勉強し直してまいります」と引っ込み、再び高座に上がることはなかった。そして現在。新作落語の祖・円丈師は、キーワードで埋め尽くされた自筆のカンペを手ぬぐいに貼り付け登場するが、それでも言葉に詰まり、噺を切り上げ、ほうほうの体で高座を降りる。

 うーむ、ガチか。

 しかし、自分でこしらえた噺が覚えられない、ってどういうことなんだろう。噺を作る人と演じる人が同じであれば、物語を忘れてもいくらでも修正は効きそうなものですがねえ。上がり症でネタが詰まるわけではないのだし。同一人物でも、作る脳と演じる脳は別ってことなんだろうか。病院で診てもらうような病気なんじゃないのか。と疑問を持ちながら、番組は円丈師の日常を追います。

 結局、その疑問は明かされず。内容をまとめますと、ネタが覚えられない老落語家が、芸歴50年の節目の会にも失敗。起死回生の秘策、公開カンペで爆笑を取って終わる、という、正直、浅い物語しか伝わらなかったです。

 名人・三遊亭圓生門下でありながら、伝統芸能の落語をポップに現代に再生させた第一人者であること。いち早くパソコンを導入して自分のホームページを自作していること。昇太師、喬太郎師などなど、落語界を引っ張る人気者が円丈チルドレンであること。円丈師のワンアンドオンリーなところはいくらでもあるのに、ほとんど密着に割かれていたのが残念。もっと俯瞰で見せてくれないと、その偉大さが伝わらないと思いました。「起死回生の秘策」としていたタブレットも、先取り大好きな円丈師であれば、すぐに思いつきそうなことではあるし。

 とはいえ、しくじってばかりいたときの沈痛な面持ちと、タブレットカンペで笑いを取った後の笑顔。この振れ幅に師匠の人間らしさを見るのでした。やはり、落語家の笑わせてナンボな業なのでしょうか。

 ていうかね、新作落語家って、作って演じて笑わせて、異なる3つの才能を持ってないとできないから、すごい人なのよ。
 実際、70代を過ぎても第一線で活躍している落語家はたくさんいる。でも円丈師の何がすごいって、新作落語を常に作って練って演じ続けているところであって。おんなじことをしている噺家は、後には居るが先にはいないわけで。

 逆に言えば、「僕の前に道はない」人は、何をやっても、それが道になる。円丈師のタブレット落語、観に行ってみたいです。

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